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メイキング1
2010.09.07 Tuesday
デジタルのメイキングを見てみたいという声をいくつか頂いていたので、
丁度時間もあることだしと作ってみることにしました。
アナログは乾燥との戦いなのでなかなか途中経過が記録できなく・・・またの機会となります;
画像が多くて重いと思いますがよろしければお付き合いくださいませ~
↑この絵の制作過程です。
去年やったスキンダイビングが忘れられず、今年もやりたいと思っていたのですが
忙しすぎてそんな暇なかったのと、やたらとこの夏CMYKの青に苦しめられたこの悲しみを晴らすために
親分(のつもり)に潜ってきてもらいました。
PhotoshopとSAIを行ったり来たりしながら作業をしています。
私のPhotoshopは7.0です。おんぼろです。

ラフスケッチです。青い海とラッシュガードとカメラと珊瑚を描きたいというような感じで
描きたいものを詰め込みながらアタリもとらずに描き始めます。後で泣きます。
背景は後から描きこむので自分がわかる程度に適当に線をひきます。
人物を描き終えたところで、クリンナップが面倒くさくなったためこのまま下書きとして使うことにしました。
ペン入れはその時々によって違いますが、アナログでやったりデジタルでやったりします。
今回はデジタルでやることにしました。
Photoshopのスキャナで無駄に300dpiで取り込みます。でかいです。
一度SAIに移動します。ブーン⊂( ^ω^)⊃先ほどの線画を読み込み、人物だけペン入れします。
描きます。



ひたすら描きます。デジタルペン入れの時は線に勢いをつけて描いて、
Ctrl+Zに手を置きながら元に戻る乱用で、気に入る線がひけるまでひき続けます。
デジタルの特権は思う存分使わせていただきます。
ところでラッシュガードはエロいとおもう。
SAIの手ぶれ補正があまり好きではなく弱めに設定してあるため、
表示の倍率を低くしすぎると拡大したときに線がガッタガタになるので
だいたい画面の表示倍率を75%か100%で線を引いて、
ちょいちょい25~50%あたりに下げて確認しながら書いています。

そんなこんなでペン入れが終わりました。
下書きのレイヤーの不透明度を100%に戻し、
上書き保存をしてからPhotoshopに戻ります。ブーン⊂( ^ω^)⊃

線画レイヤーを一旦非表示にし、背景を描き始めます。
背景を描く時はいつも背景から描き始めます。
私の場合、困ったことに人物と背景で塗り方が勝手に切りかわってしまうので、
背景のある絵で人物から塗ってしまうと背景と人物でちぐはぐになってしまうためです。
背景レイヤーの上に1枚レイヤーを作り(海レイヤー)、そこに大まかに全体の色をおきます。
背景はすべてこの海レイヤー1枚にゴリゴリと手ブロやドロワーのような感覚で描きこんでいきます。

適当に50~60%くらいの不透明度のハード円ブラシ?で描いています。


人物との兼ね合いがわけわからなくなったので、一時的に海レイヤーを乗算にしました。
写真集などを見ながらひたすら好きな色になるまでいじくります。RGBおいしいです。
さきほどのペンに加えて、エアブラシやグラデーションツールなども臨機応変に使っていきます。

土台が完成したので、ここから珊瑚の大まかな色を置いていきます。

しかし珊瑚なんて描いたことがないので色が全然わかりません…。珊瑚ェ…
とりあえず何でもいいのでまずは色を置いてしまえ、ということでそれっぽい色を置いていきます。
そこからあーでもないこーでもないといじってゆきます。
試行錯誤しながら同時進行で珊瑚の影もつけていきます。
この作業の時は全体像が見えていないとどうしようもないので、
全体像がスクロールしなくても確認できる位まで画面の表示倍率を下げて作業しています。
後でどうせ描きこむんだからなんとなくでいいんだよ!
ひたすら描き込みます。


気をつけていることといえば、色使いが単調にならないようにすることと、
黒と白を使わないようにすることです。アナログと同じで、黒や白を安易に使ってしまうと
画面がその黒と白にのまれてしまう…ような気がしています。
なので、ここぞ!というところ以外には使わないようにしています。
あとはこまめな上書き保存。・゚(つ▽^)゚・。
この絵を塗っている最中にも一度Photoshopがエラー落ちしたので、
本当に肝が冷えました。上書き保存、大事ネ…
ある程度イメージがつかめてきたので、乗算にしていた海レイヤーを通常モードに戻します。
親分にはしばしご退場頂きます。

もう少しだけこの倍率のまま描きこんでいきます。
ある程度描き込んだら今度は倍率をあげて描きこんでいきます。

ちまちまディティールをあげていきます。
集中力と根気がないので、あまり密度をあげることはできませんが・・・

この段階の画面を仕上げていく作業が好きなので、ここはノリノリです。


左側の珊瑚だけ描きこみました。だいぶそれっぽく見えてきたような気がします。こんなノリで他の珊瑚達もひたすら描きこんでいきます。
海を塗りだしてからここまででだいたい1時間くらいです。

ちなみに画面表示の倍率を100%表示にするとこんな感じです。適当さが垣間見えますが、
別に印刷するわけでもないのでどうせ縮小しちゃうからおK!
最初に置いた色が何のつもりだったのかがわからない部分が大量に出てきますが、
適当につじつまをあわせてそれっぽくしていきます。自然物の成せる業です。

画面右下の珊瑚を描きこんでゆきます



こんな。

最終的にこんな感じになりました。
配置する人物が平面的(アニメ塗りに近い)な予定なので、
あんまりやりすぎると今度は人物と合わなくなるためとりあえずはここまでにしておきます。
すっかり忘れていた水面を描き足します。


これで背景の大まかな作業は終わりました。
さっきからここまでで1時間半ほどです。
次からはいよいよ人物を塗り始めます。だいぶ長くなってきたので、次の記事に続きます。
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忙しすぎてそんな暇なかったのと、やたらとこの夏CMYKの青に苦しめられたこの悲しみを晴らすために
親分(のつもり)に潜ってきてもらいました。
PhotoshopとSAIを行ったり来たりしながら作業をしています。
私のPhotoshopは7.0です。おんぼろです。
ラフスケッチです。青い海とラッシュガードとカメラと珊瑚を描きたいというような感じで
描きたいものを詰め込みながらアタリもとらずに描き始めます。後で泣きます。
背景は後から描きこむので自分がわかる程度に適当に線をひきます。
人物を描き終えたところで、
ペン入れはその時々によって違いますが、アナログでやったりデジタルでやったりします。
今回はデジタルでやることにしました。
Photoshopのスキャナで無駄に300dpiで取り込みます。でかいです。
一度SAIに移動します。ブーン⊂( ^ω^)⊃先ほどの線画を読み込み、人物だけペン入れします。
描きます。
ひたすら描きます。デジタルペン入れの時は線に勢いをつけて描いて、
Ctrl+Zに手を置きながら元に戻る乱用で、気に入る線がひけるまでひき続けます。
デジタルの特権は思う存分使わせていただきます。
ところでラッシュガードはエロいとおもう。
SAIの手ぶれ補正があまり好きではなく弱めに設定してあるため、
表示の倍率を低くしすぎると拡大したときに線がガッタガタになるので
だいたい画面の表示倍率を75%か100%で線を引いて、
ちょいちょい25~50%あたりに下げて確認しながら書いています。
そんなこんなでペン入れが終わりました。
下書きのレイヤーの不透明度を100%に戻し、
上書き保存をしてからPhotoshopに戻ります。ブーン⊂( ^ω^)⊃
線画レイヤーを一旦非表示にし、背景を描き始めます。
背景を描く時はいつも背景から描き始めます。
私の場合、困ったことに人物と背景で塗り方が勝手に切りかわってしまうので、
背景のある絵で人物から塗ってしまうと背景と人物でちぐはぐになってしまうためです。
背景レイヤーの上に1枚レイヤーを作り(海レイヤー)、そこに大まかに全体の色をおきます。
背景はすべてこの海レイヤー1枚にゴリゴリと手ブロやドロワーのような感覚で描きこんでいきます。
適当に50~60%くらいの不透明度のハード円ブラシ?で描いています。
人物との兼ね合いがわけわからなくなったので、一時的に海レイヤーを乗算にしました。
写真集などを見ながらひたすら好きな色になるまでいじくります。RGBおいしいです。
さきほどのペンに加えて、エアブラシやグラデーションツールなども臨機応変に使っていきます。
土台が完成したので、ここから珊瑚の大まかな色を置いていきます。
しかし珊瑚なんて描いたことがないので色が全然わかりません…。珊瑚ェ…
とりあえず何でもいいのでまずは色を置いてしまえ、ということでそれっぽい色を置いていきます。
そこからあーでもないこーでもないといじってゆきます。
試行錯誤しながら同時進行で珊瑚の影もつけていきます。
この作業の時は全体像が見えていないとどうしようもないので、
全体像がスクロールしなくても確認できる位まで画面の表示倍率を下げて作業しています。
後でどうせ描きこむんだからなんとなくでいいんだよ!
ひたすら描き込みます。
気をつけていることといえば、色使いが単調にならないようにすることと、
黒と白を使わないようにすることです。アナログと同じで、黒や白を安易に使ってしまうと
画面がその黒と白にのまれてしまう…ような気がしています。
なので、ここぞ!というところ以外には使わないようにしています。
あとはこまめな上書き保存。・゚(つ▽^)゚・。
この絵を塗っている最中にも一度Photoshopがエラー落ちしたので、
本当に肝が冷えました。上書き保存、大事ネ…
ある程度イメージがつかめてきたので、乗算にしていた海レイヤーを通常モードに戻します。
親分にはしばしご退場頂きます。
もう少しだけこの倍率のまま描きこんでいきます。
ある程度描き込んだら今度は倍率をあげて描きこんでいきます。
ちまちまディティールをあげていきます。
集中力と根気がないので、あまり密度をあげることはできませんが・・・
この段階の画面を仕上げていく作業が好きなので、ここはノリノリです。
左側の珊瑚だけ描きこみました。だいぶそれっぽく見えてきたような気がします。こんなノリで他の珊瑚達もひたすら描きこんでいきます。
海を塗りだしてからここまででだいたい1時間くらいです。
ちなみに画面表示の倍率を100%表示にするとこんな感じです。適当さが垣間見えますが、
別に印刷するわけでもないのでどうせ縮小しちゃうからおK!
最初に置いた色が何のつもりだったのかがわからない部分が大量に出てきますが、
適当につじつまをあわせてそれっぽくしていきます。自然物の成せる業です。
画面右下の珊瑚を描きこんでゆきます
こんな。
最終的にこんな感じになりました。
配置する人物が平面的(アニメ塗りに近い)な予定なので、
あんまりやりすぎると今度は人物と合わなくなるためとりあえずはここまでにしておきます。
すっかり忘れていた水面を描き足します。
これで背景の大まかな作業は終わりました。
さっきからここまでで1時間半ほどです。
次からはいよいよ人物を塗り始めます。だいぶ長くなってきたので、次の記事に続きます。
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